35歳エンジニアが人生で初めて転職した話
こんにちは。
タイトルにもある通り、筆者(35歳エンジニア)が人生で初めて転職します。
転職活動で内定を得るまでの過程を通して、私なりの気づきや思うことについて語ってみようと思います。
来年こそは転職だ!と考えている方や、キャリアアップを考えた転職をしたい!という方々の役に立てればと思います。
それではよろしくお願いします。
- まずは転職をすべきかどうか、転職活動を通して考えてみよう!
- Q. 転職しないで一社に勤め続けた方が良いのでは?
- Q. そうはいっても、「35歳転職限界説」とかあって私はもう無理じゃ・・?
- Q. 転職したいけど、もしかしたらブラック企業だったら怖いし・・
- まとめ ~誰もが転職活動をして自分のキャリアやスキルを磨く時代~
- おまけ(参考書籍)
まずは転職をすべきかどうか、転職活動を通して考えてみよう!
まず私が転職した理由として、
・自分が伸ばしたいと思うスキルが今の職場の環境では育たない
・転職相場に比べて、明らかに自社の給与が安い(100~150万円ぐらい安かった)
・組織風土が自分に合わない(変わるまで我慢するのをやめた)
大きくこの3つです。
そしてこの3つは、概ねエンジニアが大体意識するところかと思います。
ざっくりまとめると
・キャリア・スキルアップできる環境か
・給与は他企業の相場と比べて高い水準にあるか
・職場の雰囲気やルール、働き方が自分にあっているか
この3つに対して全てYESといえるなら、今の職場に居続けるべきでしょう。
ひとつでもNOがあるなら、あなたは転職活動をすべきかもしれません。
ひとつ、ふたつぐらいなら我慢もできるかもしれません。
以前の私も、給与が安いことや職場の雰囲気が悪いことには目をつぶっていた過去があるので、その気持ちはよくわかります。
しかし、それはいつか転職をする可能性をずっと秘めたままになり、大きな機会損失になってしまうかもしれません。
そもそもその職場に我慢して居続けても、上記の項目が改善される可能性はほとんどありません。(経験談)
それが大企業のような規模の大きな会社になると、ますます絶望的です。
会社が変わるよりも、自分が変わって、自分に合う組織に属することを優先しましょう。
時間には限りがあります。
今転職をした私からいえるのは、ひとつでもあてはまるなら今すぐに転職活動する(出来れば転職まで繋げる)べきです。
そもそも転職活動は毎年定期的にやるべきだと考えます。
理由としては
・自分は他社からも必要とされるキャリアやスキルを身につけられているか
・世の中の企業はどのような人材を求めているのか
・自分は転職市場でいくらで評価されるのか
これらを定期的に棚卸する感覚で、自身の価値を確認するためです。
日々の仕事の中で、これらの項目は意識して取り組みましょう。
そうすれば転職活動を通して、自分が転職すべきかどうかが見えてくると思います。
Q. 転職しないで一社に勤め続けた方が良いのでは?
未だにこんな言葉を聞く方も多いかと思います。
また転職そのものをマイナスなイメージでとらえる人も少なくないでしょう。
確かに過去の日本の雇用環境ではそうだったかもしれません。
皆さんご存知の通り、終身雇用制度は崩壊しています。
終身雇用制度は、その会社でしか通用しない能力しかもたない「しがみつき社員」を生みます。
しかしそれでは当然イノベーションは生まれることはなく、日本経済も30年で全く成長できませんでした。
国は本当に危機に瀕しています。
そして「しがみつき社員」は給与の減少だけでなく、早期退職の対象となってしまうことでしょう。
そうならないためにも、各個人はどこでも通用するキャリアとスキルを身に着ける必要があります。
転職活動や転職はその手段の一つと捉えるべきかと思います。
Q. そうはいっても、「35歳転職限界説」とかあって私はもう無理じゃ・・?
個人的には、もはや都市伝説レベルです。
ちなみに年齢によって雇用を決めることは、世界的には年齢差別にあたります。
条件付きで年齢を限定することは法的に可能なようですが、それは妥当性やら条件が細かいため本記事では割愛します。
現在は年齢で制限がかかる求人はかなり減ったように思います。
まぁ、年齢で人を判断するような企業はこちらから願い下げとしましょう。笑
実際、私の転職先の方々は年齢で判断することなく、温かく私を迎え入れてくれました。
私は35歳ですが、転職に成功しましたし、40歳、50歳でも転職を成功させる人はいます。
年齢を重ねても転職に成功できる人は、やはりどこの企業でも必要とされるキャリアやスキルを持っているものです。
Q. 転職したいけど、もしかしたらブラック企業だったら怖いし・・
ブラック企業かどうかを判断する方法例をいくつか紹介します。
・選考中、職場メンバーと雑談する機会があるか。雑談時、そのメンバーは楽しそうか。
・こちらの労働環境に対する質問に、曖昧な回答をしていないか。
・選考方法や書類が厳格なものでやりとりされているか
(例:スキルテストがある、リファレンスチェックがある、内定通知書を発行する等)
上記はあくまで一例ですし、参考程度にご理解ください。
特に一緒に働くメンバーと話をして、「この人たちと働くと楽しそう」とか「この人たちから学べることが多そう」と感じることができない職場は、ブラック企業でないにしても転職しない方が良いと思います。
私も今回の転職活動で初めて知ったものとして、リファレンスチェックというものがあります。
リファレンスチェックとは、職場の上司や同僚にあなた自身の働きぶりをアンケート形式で評価してもらうものです。
面接やスキルだけでは見えない普段のあなたの特徴などを知るための方法として、最近導入する企業が増えている模様です。
リファレンスチェックは賛否両論あり、私も苦労しましたが、やってよかったと今では感じています。
こういう取り組みを導入している企業も、今後は厳格な企業として転職活動の参考指標になるかなと思いました。
まとめ ~誰もが転職活動をして自分のキャリアやスキルを磨く時代~
いかがだったでしょうか?
これからの時代、転職はもっと当たり前になるし、誰もがキャリアやスキルを磨くための手段にする傾向は続くと思います。
特にエンジニアは今後も不足することが想定されており、キャリアやスキルが豊富なエンジニアは待遇も良くなることだと思います。
また若い人ほど転職を意識している傾向が高いこともわかっております。
おそらく好待遇を得るためには会社に尽くすことではなく、自身を成長させることが重要だと気づき始めているのだと思います。
30代40代の方もまだ遅くありません。今からでもスキルは磨き上げられます。
転職を通して、個々人が成長と豊かさを手に入れる日をどんどん推し進めていきましょう。
おまけ(参考書籍)
ある程度キャリアを身に着けた人ほど、自身のスキルや勝ちパターンに固執してしまうものかもしれません。
そんな人、特に30代~50代の方が読むと面白そうな書籍を紹介します。
個人的には知ってることが多かったものの、改めて気を付けなければという気づきも得られたのでお勧めします。